WM1Z系の音の温かみのある音に!A50,ZX300,WM1A/Z向けに別バージョンCFWが公開されています

ここ数日ウォークマン向けカスタムファームウェアのアップデート版と言うべき新バージョンが、各機種向けに次々公開されています。
A50向けの新バージョンDMP-A50 FEv2が出て、次はA50R向けのが出るかなと思っていたのですが、

まさかの別バージョン、A50シリーズ向けA50Z、WM1A/ZとZ300向けProject Zが公開されましたので紹介します。

WM-1Zの温かみのある、アナログチックな音を移植

今回、新たに登場しているCFWは機能の追加ではなく、音のチューニングを変えた別シリーズとも言うべきものになっています。機種ごとに詳しく見ていきましょう!

A50シリーズ向けカスタムファームウェア、A50Z

既にまとめ記事には紹介しているA50Zですが、機能は先に公開されたDMP-A50 FEv2と同じで、音のチューニングに違いがあるそう。
というのも、今までのFEシリーズがDMP-Z1の音を目指しているに対し、この新しいCFWはWM1Zのような、より温かみのある、アナログチックな音を目指しているそう。もちろんplusモードも搭載しています。詳しくはこちら

Sony NW-A50Series custom firmware A50Z
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/a50z.html

ZX300シリーズ向け、Project Z

こちらはWM1Zの音とDMP-Z1の音を合わせた感じの音と説明されていますが、先のFEv2と比べてより温かみのある、心地良い、アナログチックな音になるというふうに説明されているので、実質A50ZのZX300版というところでしょうか。

こちらも機能は先に公開されているDMP-300 FEv2と同じです。試したい方はこちらを参考に。

Sony NW-ZX300/A custom firmware Project Z
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/project-z-zx300.html

WM1A/Zシリーズ向け、Project Z

今見るとホームページの概要はZX300向けと同じものが書かれていますが、自分の記憶が正しければ、初期の投稿では“WM1AとWM1Zの音を組み合わせたもの”となっていました。イメージとしてはこれが近いのかも知れませんね。

Sony WM1A/WM1Z custom firmware Project Z
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/project-z-wm1.html

実は先にリリースされたFEv2とProject Zの説明には

カスタムファームウェアを入れるとWM1AとWM1Zの違いはハードウェアから来る5-10%の差しかなくなる。

Mr.Walkmanホームページより意訳

というのが書かれているのですが、海外の掲示板で本人がこれに関して面白いことを説明していました。

head-fi forumでのMr.Walkmanの投稿より

上の表はMr.Walkmanが作った、2つの音質の違いを表した図で、

これによると純正ファームウェアでは、それぞれの音質(SQ:サウンドクオリティ)が異なるらしく、1Zの方が良いということだそう。そのソフトウェアに違いがなくなるので、後はハードによる差異だけになるというのが上の言葉の意味のようです。

彼の言葉を信じるならば、1Aと1Zの音の差ってソフト側から来るところも大きいようです。ボディが違うから音が違うというだけではなかったんですね。逆に言えばカスタムファームウェアが音質に関しても改善が見込めるということの根拠でもありそうです。

先のFEv2との差は聞いて試すのが一番だと思いますが、より1Zの音をより向上させたもののようですから、1Zのような音が好みな方はこのProject Zを。より普通の味付けを好むならDMP-WM1 FEv2を選ぶと良いのではないかと。

あまり引用するのもあれなので載せませんでしたが、投稿されている他の表を見るとかけ上はWM1Aの方がより音質の向上があるということも読み取れますね。気になった方は英語ですが元の投稿をチェックしてみるのも悪くないでしょう。

試したい方は、こちらを参考に。

今後の公開について

同じ掲示板の投稿によれば、今後についてとりあえずA50、A40、A30の順で作っていくそう。

AシリーズのCFWは、A50をベースにしたものとZX300をベースにしたものが出る予定で、それぞれにFEv2とProject Zを作るそう。なのでAシリーズでは、4種類選択ができるようになるようですね。

自分の持つA40シリーズを例に挙げると、まず機能でラジオやノイキャンが復活するA50ベースか、各種画面表示や細かい音のコントロールができるZX300を選び、音でFEv2かProject Zかを最終的には選ぶ形になりそうです。

ただ、ZX300ベースのものがたまにバグが発生するそうで、頭を悩ましているそう。開発本当にお疲れさまです。

いずれにせよ、全て出そろうまで時間がかかるのは確かでしょうから、暇なときに時々制作者ホームページをチェックすると良いかも知れませんね。自分も、新しいCFWのが出たらできるだけ更新するようにしていきますよ!

Walkmanで歌詞を出すため、foobar2000でLRCファイルを自動取得する方法

ウォークマンのカスタムファームウェアの記事を書いて2ヶ月近く経ちましたが、かなりの方に読んでもらっているようで未だにウォークマンは根強い人気を誇っているんだなと感心しました。そこで今回はウォークマンで最大限音楽を楽しむために歌詞を取得して表示させる方法を紹介しようかなと思います。

※今から紹介するものは、海外の有志が製作したものなので毎度のことながら自己責任でお願いします。
※やっていることはLyrics Masterと同じような形なので法律上問題ないと思いますが、問題が発覚した場合は使用を停止し、削除するようお願いします。
※歌詞の情報元の仕様変更によっては使えなくなる可能性があります。あくまでも個人の利用範囲で楽しんでくださいね。

非Android Walkmanは歌詞が出せる!

ウォークマンが歌詞を出せるのって知ってましたか?

今のandroidウォークマンでは標準機能ではなくなり、外部のアプリを入れないと出せなくなりましたが、実は2009年頃のウォークマンから脈々と受け継がれてきた機能でした。ウォークマンを長く愛用している方なら一度はデモ等で見たり、または自分で試したことがあるのではないでしょうか。

その歌詞表示機能も、以前は有料で歌詞をダウンロード出来たのですが、その有料歌詞”歌詞ピタ”はZX300、A40の頃からなぜか表示できなくなり、その有料サービスも続けざまに終了。
それからは、歌詞ファイルを用意して表示する手段だけが残りましたが、自炊はLyrics Master+打ち込みでも手間かかりますし、以前はよく使われていたMini Lyricsでの歌詞共有は法律改正で違法の可能性が高くなりアウト。Rhythmicalyricsは、Lyrics Masterと連携することで著作権をうまく躱しながら同期歌詞を共有できるものの、曲数が少なくジャンルも偏っていて使い勝手が…。そもそもkra形式なのでちょっと細工しなきゃいけないですし。

こんなもの、やってられるか!と思い、便利なものないかと海外の情報をあさっているとありましたよ。権利的にも問題なさげで質も精度も高いツールが。ということで早速紹介していきますよ!

Foobar2000のプラグインで各サービスから歌詞をゲット!

今回の手法は音楽再生ソフトfoobar 2000の歌詞表示プラグイン“Lyrics Show Master 3”と、

  • Sportfyなどに歌詞を提供している海外大手歌詞サービスのMusix Match
  • Apple musicなどで歌詞提供をしている英語圏で人気のGenius
  • Sportfyが出資している中国音楽配信大手QQ音楽を擁し、日本や韓国の曲にも強い、QQ.com

この三社が提供している同期歌詞(LRC形式)を自動で取得する各プラグインを使って再生を始めた曲の歌詞を表示していきます。

取得した歌詞データはそのままLRC形式で保存されるので次回からはすぐに表示されて便利ですねというツールになります。曲と同じフォルダー、同じファイル名に保存するように設定しておけばMedia Goで読んでくれますので、個人の範囲でウォークマンに複製して楽しめちゃうと、そういうわけです。なんかいやらしく書いてしまいましたが、同三社は公式にAPI(外部ソフトで歌詞を表示するための開発向けツール)を公開していますし、やっていること自体はLyrics Masterのようなソフトと同じ筈なので法律的にも問題ないはず。ただ企業側にしてみれば金にならない顧客ということになりますので、今後アクセスが制限され使えなくなる可能性はあります。ぜひ同サービスも利用してくださいね(QQ音楽は肝心の音楽サービスの方が中国限定になってます)。

どれも海外のサービスなので、マイナーなJポップとかは出てこないことも。逆に日本人が知るような海外の有名曲は十中八九出てきますね。前置きが長くなりましたが導入方法を解説します。

Walkman(A30,A50,ZX300,WM1シリーズ向け)カスタムファームウェアを紹介する!

前回の記事で紹介したNW-A40シリーズ向けのカスタムファームウェアですが、他のウォークマン向けのものもあるので紹介します。

NW-A45での例

自分はA40向けのものしか試していないので、あくまでも自己責任でトライしてください。

もし問題なく使用できたらコメントを残して頂けると参考になります。

WM1A/Z,ZX300,A50シリーズには新バージョンFE v2が公開されています。詳しくはこちら

A30,A40,A50Rの機能や手順はこちらの記事を参考にしてください。

Windows Defenderでウイルスと検知される場合があるようです。Mr.WalkmanもWindows Defenderにサンプルを送って誤検知を解消するように頼んだそうですが、改善には至らなかったそう。自分はカスペルスキーを普段使っているので、スキャンをしても検知はされませんでした。Windows Defenderを一旦停止すると解決すると思いますが、心配な方は他のアンチウイルスソフトを入れてWindows Defenderを使わない形で試すと良いのではないかと思います。

NW-A30シリーズ

Sony NW-A30Series custom firmware

リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a30.html

基本的にA40のカスタムウェアと同じようにA50と同等の機能が追加されるので、Bluetooth Receiverや各種エフェクトの追加、改善、再生画面表示などが使えるようになります。さらに、A40では元々入ってるので紹介してなかったですが、プラスしてUSB DAC機能、mqaやaptX HDが使えるようになると思います。

またアルバムアートが、プログレシップ形式のJPEGやインターレスのPNGがサポートされるのでウォークマンではアルバムの画像が出ないという方は改善されます。

削除される機能も同様で、ノイズキャンセリング機能を愛用してる方やラジオを頻繁に聞く方などには向いてないかも。さらにNFCでのワンタッチペアリングが使えなくなるそうです。

そろそろ買い換えようかなと思ってる方や買い換えてホコリ被ってるのなら試してみると良いかもしれませんね。

インストールの手順や注意事項も同じです。A30のデータに読み換えてインストールできます。

NW-A40シリーズ

こちらにまとめています。

NW-A50シリーズ

Sony NW-A50Series custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/sony-nw-a50series-custom-firmware.html

2021年2月1日追記
DMP-A50のみ新バージョンFE v2が公開されています。新機能はplusモードの追加です。
さらに追記
A50Zという別バージョンも登場しました。WM-1Zの温かみのある、アナログな音になるそうです。

A50向けはA50ZDMP-A50 FE v2DMP-A50R FE3種類あって、

DMP-A50 FE v2は音質と細部のみをカスタムしたファームウェアです。より深く、インパクトのあるサウンドに、より自然なサウンドで聞き疲れしない、よりスムーズな高音になる”classicモード”と、より多くの電力を使用して、さらに音質を向上させた”plusモード”の2種類に切り替えられます。機能の削除はありません。

classicモード、plusモードの切り替えは一回電源を切った上で、

ホールドを切った(スイッチが下の)状態で電源を入れるとclassicモードに、
ホールド(スイッチが上の)状態で電源を入れるとplusモードになります。

今どちらのモードなのかは、本体情報から確認できますよ。
他にはアルバムアートの対応形式の追加や、USB DACモードで出る音量ゲージの動作改善があります。

A50Zは、上のA50 FEv2の別バージョンといったもので、音に違いがあります。というのもFEシリーズがDMP-Z1の音を目指しているに対し、このA50ZはWM1Zの温かみのある、アナログチックな音を目指しているそうです。機能に関してはplusモードも含めて同じなので、興味のある方は試してみてください。

DMP-A50R FEは旧来のA30やA40 modと同等の内容なので、再生画面の各種アナライザー切り替えとイコライザーの階調が増加されます。
機能の削除もA30やA40などと同様でNFCも動かなくなるそうです。

レスポンスはどのバージョンでも良くなると思います。

アップデート別バージョンの切り替え手順は、一旦純正FWに戻してからインストールする必要がありますこちらを参考にしてください。

インストール手順はA40とほぼ一緒です。こちらを参考に。ただしFEv2やA50ZのExt_Tuningは、Ext_Tuning.zipの中に入っているFirmwareUpdate.exeを使用します。

モデル名にDMP-A50 FEv2かA50Z、DMP-A50R FEと表示されてればOKとなります。

NW-ZX300

2021年1月31日 追記
新しいバージョンになっています。詳しくはこちら

Sony NW-ZX300/A custom firmware FE v2
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-300-fe.html

機能に関しては、DSEE HXのスタンダードモードがA50なんかで搭載されているDSEE AIに置き換わるのと、DSDのネイティブ再生が3.5mmアンバランスでも使えるように。削除される機能はなしになってます。

インストール手順は追記のリンクを参考に。

NW-WN1A/NW-WN1Z

もうここら辺の機種になると私には縁のないモデルですね。自分なら改造するにも気が引けてしまうだろうと思いますが、製作者本人も所有し、力をいれて開発してるようなので試すのも一興かと。

2021年1月24日追記
新しいバージョンが出たので新しい記事にまとめました。

Sony WM1A/WM1Z custom firmware FE v2

リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-wm1-fe.html

どのモデルも導入方法は同じ

Mr.Walkmanが公開しているモデルは今の時点で以上になります。

A10やA20は使っているプロセッサー(SoC)が違うようで作っていないそうです。

もし試す場合は慎重に!気に入ったらぜひコメントなどで感謝の言葉を伝えましょう。

というのも、これらのウォークマンは独自OSなのでちょっとやそっとで出来るものではなかったと思われます。まあlinuxベースだろうとはいわれてますが、ソースは公開されていないので、たとえ機能を切った張ったするだけでも相当の知識と試行錯誤が必要です。

それを個人でやったのですから、さすが自らをMr.Walkmanと名乗るだけありますね。もし気に入ったら、寄付して彼にビールをおごってあげる(翻訳)と良いのかも知れませんね(*^o^*)
少なくとも私には金を払っても良いと思わせるほどの素晴らしいMODだと感じました。

追伸

もちろん筆者には1円になりませんのでご安心を。

NW-A40のカスタムファームウェアを導入してみた!

今回紹介するのはMr.Walkmanという方が製作したA40シリーズ向けのカスタムファームウェアです。中身がA50並かそれ以上に変わります。

そもそもカスタムファームウェアってなんぞやという話ですが、ざっくり言えば機能の追加などを施した改造データをファームウェアアップデートの要領で書き換えることです。いわゆるMODみたいなものだと思ってください。ちなみにWindowsでしかできません。

もちろん保証等が受けられなくなる可能性がありますし、あくまで自己責任となりますが、そのデメリットを補って余りあるほどの完成度でしたので紹介していきますよ。

機能を紹介!

Mr.Walkman dmp-a40 custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a40.html

今回紹介するのは上記のカスタムファームウェアになります。対応機種は、MDR-A45、MDR-A46、MDR-A47になります。

ちなみに他のウォークマンに関してもカスタムファームウェアがあります。別記事にて紹介してます。

こいつを導入すると…

  • NW-ZX300の機能に置き換わります
  • DMP-Z1やa50で搭載されたDSEE AIモードが追加されます

ということで詳しく紹介!

・DSEE HXの機能が進化しAIモードも含め選択できるように

DCフェイズリニアライザーのタイプが追加されカスタム可能に

アナログレコードを再現するバイナルプロセッサー機能が追加

Clear Sound+が上位機種に搭載されているダイレクトサウンドモードに置き換わり、素の音を楽しめるように。

再生画面をスペクトルアナライザー、アナログレベルメーター、デジタルピークメーターに変更可能

ブルートゥースレシーバー機能でスマホとワイヤレス接続し、スマホの音をWalkmanで再生可能。もちろん各種エフェクトも掛けられます。

イコライザーが10バンドに増え、さらに細かく調整できるように。さらにトーンコントロールモードにも切り替え可能。

エフェクトの設定内容について3つまで保存可能に。

その他、全体的にレスポンスが改善し、データベース作成やプレイリストの追加等にかかる時間が短縮します。

追記
アルバムアートについて、純正OSで対応していなかったProgressive JPEGとinterlaced PNGという形式にも対応されます。iTunes等を使用していて、Walkmanではアルバムアートが出てこなかったという人は導入により改善されるようです。

削除される機能

削除される機能があります。というのもZX300のファームウェアをベースに作っているようなのでZX300にない機能が削除されます。

  • ラジオ機能
  • ダイレクト録音
  • 言語学習機能
  • Clear Sound+
  • ヘッドホンの設定とノイズキャンセリング、外音取り込み機能
  • VPT(サラウンド)モード

使う人は使うかもしれない機能ですね。また、レスポンスが改善するのと引き換えなのかバッテリー持ちが少し悪化します。

追記

一日集中して使って、再生時間がだいたい17時間ほどでバッテリーが点滅状態になりました。これはほとんどがロスレスで、ダイナミックノーマライザーをON、いたわり充電で充電してから行いました。

導入方法

次はいよいよ導入方法です。ホームページに書かれた手順を紹介していますが、もしかしたら手順が変わったり、追記されているかも知れないので、Google翻訳等でページを翻訳して流し読みでも良いので、確認する事をおすすめします。
後半の注意書きは、所々予備知識が無いと分からんところがあるので解説すると・・・

・前のバージョンのカスタムファームウェアで必要だった model switcherツールは必要なくなりました。あと、いちいちファクトリーリセットをする必要もなくなりました。本体が勝手にします。

・このファームウェアをインストールする時はノーマルの状態でなければいけません。以前リリースしたカスタムファームウェアを使ってる人は便利なツールがあるよ
・日本版のウォークマン場合一旦アメリカ版になるが、それは日本版だと言語が選択出来ないから、そのための措置。最終的には日本版の設定に変更される。もし変えたい場合はdestination toolを使ってね。

ホームペーシより意訳

とまあ今まで日本で普通に使ってた人には関係ない話なので読み飛ばしちゃってください。
ちなみにEU諸国版だとボリュームの警告が出てOKしないと上がらないそうですよ。その他細々と地域に合わせた設定があるそうです。

それではインストール方法を紹介しますよ。

※インストールすると内部ストレージのデータが消えます。本体に入っている曲やプレイリストはバックアップしてから導入してください。

※海外の方がインストール手順をYoutubeで紹介していました。これをみる方がわかりやすいかもしれません。

1.Mr.Walkmanのホームページ下部からdmp-a40.zipをダウンロードして解凍

2.解凍したフォルダを開いてdmp-a40.exeを起動。WalkmanはUSB接続をオンにして、あとは指示通りにインストール。ウォークマンが再起動してアップデートモードに切り替わります。その間ケーブルを抜いたり、PCをシャットダウンしないことを強く勧めます。最悪の場合文鎮化する可能性があります。

3.インストールが終わるとウォークマンは勝手に再起動するので、再起動が終わったら、言語を選択して、セットアップを終わらせましょう。デフォルトでは、英語が選択されているので注意。

4.セットアップが終わったら、またDMP-A40_Ext_Tuning.exeを起動して、ウォークマンをPCに接続しインストール。ウォークマンがまた再起動するので起動できたらカスタムファームウェアの導入は終了。あとは曲を選択して楽しむだけ!

あと、設定ー出力設定ーDSD設定で「DSDのネイティブ再生する」のチェックは外しておきましょう。A40ではハードがそれに対応していないためです。

同じ理由から、Direct Soundモードではdffやdsf、mqaなどのファイルを再生出来ません。これらを聞きたい時はDirect Soundをオフにして聞きましょう。仮にDirect SoundモードをオンにしてDSD等の楽曲を再生しても音が出ないだけでクラッシュとかはしません。

ウォークマンを元に戻したい場合は、同じようにStockRevert_(DMP_A40)を当ててからStockRevert_Ext_Tuningをインストールするとノーマルの状態に戻ります。

音質の向上も確認

NW-A45とMDR-1Rの組み合わせで視聴

素人耳でも音質が変わったことに気づくくらい変わります。音の解像度が若干改善。従来の濃い味付けの音から上位モデルに近い品のある感じに変化したように感じます。

というのも作者のホームページではDMP-Z1の音作りを目指して作ったそう。コメント欄では作者がNW-WM1Zのサウンドになるという風にコメントしているので、WM1Z向けにチューニングされたプロファイルを持ってきたという推測も出来ます。とはいえ基本的にはZX300のファームウェアがベースなので、案外そっちの方に似た音なのかも知れません。その真偽はさておき、個人的にはノーマルより聞き疲れしなくなって、さらに曲に没頭出来るようになりました。

また、レスポンスの向上は地味ながら、効果は抜群です!
ノーマルの時はアルバムを探すだけでももっさりしていてフラストレーションがたまっていたので、とても良いですよ。バッテリーのことを差し引いても、元に戻したいとは全く思いません。多分ですが、ノーマルのファームウェアはバッテリー消費を抑えるためにクロックダウン(処理性能を押さえる手法)されていたのではないかと。

使ってみた感じバグ等もなく上記の通りノーマルより快適ですので、削除される機能を頻繁に使う方、長期補償に入っている方以外には、基本的に誰にでもお勧め出来るカスタムファームウェアだと思います。特にA40独特の味付けに嫌気が差してきた人には導入を強くおすすめしたいです。制限の外れた本来のA40を是非味わってみてください。

もし気に入ったら、寄付して彼にビールをおごってあげる(翻訳)と良いのかも知れませんね(*^o^*)
少なくとも私には金を払っても良いと思わせるほどの素晴らしいMODだと感じました。

参考サイト

もともと、海外の音響機器コミュニティで公開されていたMODなので、英語ですがここでもレビュー等の書き込みをみることができます。導入する時に参考になるかもしれません。