前回の記事で紹介したNW-A40シリーズ向けのカスタムファームウェアですが、他のウォークマン向けのものもあるので紹介します。
自分はA40向けのものしか試していないので、あくまでも自己責任でトライしてください。
もし問題なく使用できたらコメントを残して頂けると参考になります。
WM1A/Z,ZX300,A50シリーズには新バージョンFE v2が公開されています。詳しくはこちら。
A30,A40,A50Rの機能や手順はこちらの記事を参考にしてください。
Windows Defenderでウイルスと検知される場合があるようです。Mr.WalkmanもWindows Defenderにサンプルを送って誤検知を解消するように頼んだそうですが、改善には至らなかったそう。自分はカスペルスキーを普段使っているので、スキャンをしても検知はされませんでした。Windows Defenderを一旦停止すると解決すると思いますが、心配な方は他のアンチウイルスソフトを入れてWindows Defenderを使わない形で試すと良いのではないかと思います。
NW-A30シリーズ
Sony NW-A30Series custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a30.html
基本的にA40のカスタムウェアと同じようにA50と同等の機能が追加されるので、Bluetooth Receiverや各種エフェクトの追加、改善、再生画面表示などが使えるようになります。さらに、A40では元々入ってるので紹介してなかったですが、プラスしてUSB DAC機能、mqaやaptX HDが使えるようになると思います。
またアルバムアートが、プログレシップ形式のJPEGやインターレスのPNGがサポートされるのでウォークマンではアルバムの画像が出ないという方は改善されます。
削除される機能も同様で、ノイズキャンセリング機能を愛用してる方やラジオを頻繁に聞く方などには向いてないかも。さらにNFCでのワンタッチペアリングが使えなくなるそうです。
そろそろ買い換えようかなと思ってる方や買い換えてホコリ被ってるのなら試してみると良いかもしれませんね。
インストールの手順や注意事項も同じです。A30のデータに読み換えてインストールできます。
NW-A40シリーズ
こちらにまとめています。
NW-A50シリーズ
Sony NW-A50Series custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/sony-nw-a50series-custom-firmware.html
2021年2月1日追記
DMP-A50のみ新バージョンFE v2が公開されています。新機能はplusモードの追加です。
さらに追記
A50Zという別バージョンも登場しました。WM-1Zの温かみのある、アナログな音になるそうです。
A50向けはA50ZとDMP-A50 FE v2、DMP-A50R FEの3種類あって、
DMP-A50 FE v2は音質と細部のみをカスタムしたファームウェアです。より深く、インパクトのあるサウンドに、より自然なサウンドで聞き疲れしない、よりスムーズな高音になる”classicモード”と、より多くの電力を使用して、さらに音質を向上させた”plusモード”の2種類に切り替えられます。機能の削除はありません。
classicモード、plusモードの切り替えは一回電源を切った上で、
ホールドを切った(スイッチが下の)状態で電源を入れるとclassicモードに、
ホールド(スイッチが上の)状態で電源を入れるとplusモードになります。
今どちらのモードなのかは、本体情報から確認できますよ。
他にはアルバムアートの対応形式の追加や、USB DACモードで出る音量ゲージの動作改善があります。
A50Zは、上のA50 FEv2の別バージョンといったもので、音に違いがあります。というのもFEシリーズがDMP-Z1の音を目指しているに対し、このA50ZはWM1Zの温かみのある、アナログチックな音を目指しているそうです。機能に関してはplusモードも含めて同じなので、興味のある方は試してみてください。
DMP-A50R FEは旧来のA30やA40 modと同等の内容なので、再生画面の各種アナライザー切り替えとイコライザーの階調が増加されます。
機能の削除もA30やA40などと同様でNFCも動かなくなるそうです。
レスポンスはどのバージョンでも良くなると思います。
アップデート、別バージョンの切り替え手順は、一旦純正FWに戻してからインストールする必要があります。こちらを参考にしてください。
インストール手順はA40とほぼ一緒です。こちらを参考に。ただしFEv2やA50ZのExt_Tuningは、Ext_Tuning.zipの中に入っているFirmwareUpdate.exeを使用します。
モデル名にDMP-A50 FEv2かA50Z、DMP-A50R FEと表示されてればOKとなります。
NW-ZX300
2021年1月31日 追記
新しいバージョンになっています。詳しくはこちら
Sony NW-ZX300/A custom firmware FE v2
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-300-fe.html
機能に関しては、DSEE HXのスタンダードモードがA50なんかで搭載されているDSEE AIに置き換わるのと、DSDのネイティブ再生が3.5mmアンバランスでも使えるように。削除される機能はなしになってます。
インストール手順は追記のリンクを参考に。
NW-WN1A/NW-WN1Z
もうここら辺の機種になると私には縁のないモデルですね。自分なら改造するにも気が引けてしまうだろうと思いますが、製作者本人も所有し、力をいれて開発してるようなので試すのも一興かと。
2021年1月24日追記
新しいバージョンが出たので新しい記事にまとめました。
Sony WM1A/WM1Z custom firmware FE v2
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-wm1-fe.html
どのモデルも導入方法は同じ
Mr.Walkmanが公開しているモデルは今の時点で以上になります。
A10やA20は使っているプロセッサー(SoC)が違うようで作っていないそうです。
もし試す場合は慎重に!気に入ったらぜひコメントなどで感謝の言葉を伝えましょう。
というのも、これらのウォークマンは独自OSなのでちょっとやそっとで出来るものではなかったと思われます。まあlinuxベースだろうとはいわれてますが、ソースは公開されていないので、たとえ機能を切った張ったするだけでも相当の知識と試行錯誤が必要です。
それを個人でやったのですから、さすが自らをMr.Walkmanと名乗るだけありますね。もし気に入ったら、寄付して彼にビールをおごってあげる(翻訳)と良いのかも知れませんね(*^o^*)
少なくとも私には金を払っても良いと思わせるほどの素晴らしいMODだと感じました。
追伸
もちろん筆者には1円になりませんのでご安心を。