NW-A50向け新バージョンのCFWは、A50ベースのDMP-A50のみ公開されています

NW1A/Z,ZX300と続いて公開されている新バージョンFE v2。

遂にA50用にもA50のファームウェアをベースにしたDMP-A50 FEv2の方で新バージョンが公開されました。詳細はこちらを参考に。

Sony NW-A50Series custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a50-fe.html

アップデートは一旦純正FWに戻してから再度新バージョンをインストールする必要があります。詳しくはこちら

ZX300をベースにしたA50Rの方は調整中だとのことなので、近日中に出るかも知れません。気になる方は更新をチェックすると良いと思います。

ZX-300向けCFWの新バージョンが登場!

ついにNW-ZX300向けのCFWがアップデートされました!

Sony NW-ZX300/A custom firmware DMP-300 FEv2
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-300-fe.html

先のWM1A/WM1Zと変更点は同じなので詳しくは別記事のこちらを参考にしてください。

このFinal Edition v2 では、

  • より音質を追求したplusモードを選択できるように。
  • スペクトルアナライザーなど各種画面表示の動作が改善。
  • スマホのように、バッテリー切れの時に充電すると画面に充電中のロゴが表示されるようになる

アップデート方法

※アップデートする方は、面倒ですが一度無改造の状態に戻す必要があります。

手順としては、

  1. 前のバージョンのStockRevert.exeとStockRevert_Ext_Tuning.exeを1つずつウォークマンに導入して、無改造状態に戻す(旧CFWを使用している人のみ)
  2. 純正ファームウェアの状態で、DMP-300_FEv2.exeを開いて導入。
  3. DMP-300_FEv2_Ext_Tuning.zipを解凍して中に入っているFirmwareUpdateTool.exeを開いて導入。

という形になります。

無改造状態に戻すには、前バージョンのCFWをインストールする時に同封されていたStockRevertを使うか、ホームページ下のYou can find the StockRevert for the previous DMP-300 and DMP-300 FE firmware versions, here.からダウンロードして、現在インストールされているバージョンのStockRevertを導入すると、純正ファームウェアに戻ります。

そこからは普通と同じです。
詳しいインストール方法は、A40の記事を参考にしてください。

使い方

classicモード、plusモードの切り替えは一回電源を切った上で、

ホールドを切った(スイッチが下の)状態で電源を入れるとclassicモードに、
ホールドにした(スイッチが上の)状態で電源を入れるとplusモードになります。

今どちらのモードなのかは、本体情報から確認できますよ。

と言うことで、是非使ってみてください。

Walkman(A30,A50,ZX300,WM1シリーズ向け)カスタムファームウェアを紹介する!

前回の記事で紹介したNW-A40シリーズ向けのカスタムファームウェアですが、他のウォークマン向けのものもあるので紹介します。

NW-A45での例

自分はA40向けのものしか試していないので、あくまでも自己責任でトライしてください。

もし問題なく使用できたらコメントを残して頂けると参考になります。

WM1A/Z,ZX300,A50シリーズには新バージョンFE v2が公開されています。詳しくはこちら

A30,A40,A50Rの機能や手順はこちらの記事を参考にしてください。

Windows Defenderでウイルスと検知される場合があるようです。Mr.WalkmanもWindows Defenderにサンプルを送って誤検知を解消するように頼んだそうですが、改善には至らなかったそう。自分はカスペルスキーを普段使っているので、スキャンをしても検知はされませんでした。Windows Defenderを一旦停止すると解決すると思いますが、心配な方は他のアンチウイルスソフトを入れてWindows Defenderを使わない形で試すと良いのではないかと思います。

NW-A30シリーズ

Sony NW-A30Series custom firmware

リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a30.html

基本的にA40のカスタムウェアと同じようにA50と同等の機能が追加されるので、Bluetooth Receiverや各種エフェクトの追加、改善、再生画面表示などが使えるようになります。さらに、A40では元々入ってるので紹介してなかったですが、プラスしてUSB DAC機能、mqaやaptX HDが使えるようになると思います。

またアルバムアートが、プログレシップ形式のJPEGやインターレスのPNGがサポートされるのでウォークマンではアルバムの画像が出ないという方は改善されます。

削除される機能も同様で、ノイズキャンセリング機能を愛用してる方やラジオを頻繁に聞く方などには向いてないかも。さらにNFCでのワンタッチペアリングが使えなくなるそうです。

そろそろ買い換えようかなと思ってる方や買い換えてホコリ被ってるのなら試してみると良いかもしれませんね。

インストールの手順や注意事項も同じです。A30のデータに読み換えてインストールできます。

NW-A40シリーズ

こちらにまとめています。

NW-A50シリーズ

Sony NW-A50Series custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/sony-nw-a50series-custom-firmware.html

2021年2月1日追記
DMP-A50のみ新バージョンFE v2が公開されています。新機能はplusモードの追加です。
さらに追記
A50Zという別バージョンも登場しました。WM-1Zの温かみのある、アナログな音になるそうです。

A50向けはA50ZDMP-A50 FE v2DMP-A50R FE3種類あって、

DMP-A50 FE v2は音質と細部のみをカスタムしたファームウェアです。より深く、インパクトのあるサウンドに、より自然なサウンドで聞き疲れしない、よりスムーズな高音になる”classicモード”と、より多くの電力を使用して、さらに音質を向上させた”plusモード”の2種類に切り替えられます。機能の削除はありません。

classicモード、plusモードの切り替えは一回電源を切った上で、

ホールドを切った(スイッチが下の)状態で電源を入れるとclassicモードに、
ホールド(スイッチが上の)状態で電源を入れるとplusモードになります。

今どちらのモードなのかは、本体情報から確認できますよ。
他にはアルバムアートの対応形式の追加や、USB DACモードで出る音量ゲージの動作改善があります。

A50Zは、上のA50 FEv2の別バージョンといったもので、音に違いがあります。というのもFEシリーズがDMP-Z1の音を目指しているに対し、このA50ZはWM1Zの温かみのある、アナログチックな音を目指しているそうです。機能に関してはplusモードも含めて同じなので、興味のある方は試してみてください。

DMP-A50R FEは旧来のA30やA40 modと同等の内容なので、再生画面の各種アナライザー切り替えとイコライザーの階調が増加されます。
機能の削除もA30やA40などと同様でNFCも動かなくなるそうです。

レスポンスはどのバージョンでも良くなると思います。

アップデート別バージョンの切り替え手順は、一旦純正FWに戻してからインストールする必要がありますこちらを参考にしてください。

インストール手順はA40とほぼ一緒です。こちらを参考に。ただしFEv2やA50ZのExt_Tuningは、Ext_Tuning.zipの中に入っているFirmwareUpdate.exeを使用します。

モデル名にDMP-A50 FEv2かA50Z、DMP-A50R FEと表示されてればOKとなります。

NW-ZX300

2021年1月31日 追記
新しいバージョンになっています。詳しくはこちら

Sony NW-ZX300/A custom firmware FE v2
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-300-fe.html

機能に関しては、DSEE HXのスタンダードモードがA50なんかで搭載されているDSEE AIに置き換わるのと、DSDのネイティブ再生が3.5mmアンバランスでも使えるように。削除される機能はなしになってます。

インストール手順は追記のリンクを参考に。

NW-WN1A/NW-WN1Z

もうここら辺の機種になると私には縁のないモデルですね。自分なら改造するにも気が引けてしまうだろうと思いますが、製作者本人も所有し、力をいれて開発してるようなので試すのも一興かと。

2021年1月24日追記
新しいバージョンが出たので新しい記事にまとめました。

Sony WM1A/WM1Z custom firmware FE v2

リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-wm1-fe.html

どのモデルも導入方法は同じ

Mr.Walkmanが公開しているモデルは今の時点で以上になります。

A10やA20は使っているプロセッサー(SoC)が違うようで作っていないそうです。

もし試す場合は慎重に!気に入ったらぜひコメントなどで感謝の言葉を伝えましょう。

というのも、これらのウォークマンは独自OSなのでちょっとやそっとで出来るものではなかったと思われます。まあlinuxベースだろうとはいわれてますが、ソースは公開されていないので、たとえ機能を切った張ったするだけでも相当の知識と試行錯誤が必要です。

それを個人でやったのですから、さすが自らをMr.Walkmanと名乗るだけありますね。もし気に入ったら、寄付して彼にビールをおごってあげる(翻訳)と良いのかも知れませんね(*^o^*)
少なくとも私には金を払っても良いと思わせるほどの素晴らしいMODだと感じました。

追伸

もちろん筆者には1円になりませんのでご安心を。

NW-A40のカスタムファームウェアを導入してみた!

今回紹介するのはMr.Walkmanという方が製作したA40シリーズ向けのカスタムファームウェアです。中身がA50並かそれ以上に変わります。

そもそもカスタムファームウェアってなんぞやという話ですが、ざっくり言えば機能の追加などを施した改造データをファームウェアアップデートの要領で書き換えることです。いわゆるMODみたいなものだと思ってください。ちなみにWindowsでしかできません。

もちろん保証等が受けられなくなる可能性がありますし、あくまで自己責任となりますが、そのデメリットを補って余りあるほどの完成度でしたので紹介していきますよ。

機能を紹介!

Mr.Walkman dmp-a40 custom firmware
リンク:https://www.mrwalkman.ml/p/dmp-a40.html

今回紹介するのは上記のカスタムファームウェアになります。対応機種は、MDR-A45、MDR-A46、MDR-A47になります。

ちなみに他のウォークマンに関してもカスタムファームウェアがあります。別記事にて紹介してます。

こいつを導入すると…

  • NW-ZX300の機能に置き換わります
  • DMP-Z1やa50で搭載されたDSEE AIモードが追加されます

ということで詳しく紹介!

・DSEE HXの機能が進化しAIモードも含め選択できるように

DCフェイズリニアライザーのタイプが追加されカスタム可能に

アナログレコードを再現するバイナルプロセッサー機能が追加

Clear Sound+が上位機種に搭載されているダイレクトサウンドモードに置き換わり、素の音を楽しめるように。

再生画面をスペクトルアナライザー、アナログレベルメーター、デジタルピークメーターに変更可能

ブルートゥースレシーバー機能でスマホとワイヤレス接続し、スマホの音をWalkmanで再生可能。もちろん各種エフェクトも掛けられます。

イコライザーが10バンドに増え、さらに細かく調整できるように。さらにトーンコントロールモードにも切り替え可能。

エフェクトの設定内容について3つまで保存可能に。

その他、全体的にレスポンスが改善し、データベース作成やプレイリストの追加等にかかる時間が短縮します。

追記
アルバムアートについて、純正OSで対応していなかったProgressive JPEGとinterlaced PNGという形式にも対応されます。iTunes等を使用していて、Walkmanではアルバムアートが出てこなかったという人は導入により改善されるようです。

削除される機能

削除される機能があります。というのもZX300のファームウェアをベースに作っているようなのでZX300にない機能が削除されます。

  • ラジオ機能
  • ダイレクト録音
  • 言語学習機能
  • Clear Sound+
  • ヘッドホンの設定とノイズキャンセリング、外音取り込み機能
  • VPT(サラウンド)モード

使う人は使うかもしれない機能ですね。また、レスポンスが改善するのと引き換えなのかバッテリー持ちが少し悪化します。

追記

一日集中して使って、再生時間がだいたい17時間ほどでバッテリーが点滅状態になりました。これはほとんどがロスレスで、ダイナミックノーマライザーをON、いたわり充電で充電してから行いました。

導入方法

次はいよいよ導入方法です。ホームページに書かれた手順を紹介していますが、もしかしたら手順が変わったり、追記されているかも知れないので、Google翻訳等でページを翻訳して流し読みでも良いので、確認する事をおすすめします。
後半の注意書きは、所々予備知識が無いと分からんところがあるので解説すると・・・

・前のバージョンのカスタムファームウェアで必要だった model switcherツールは必要なくなりました。あと、いちいちファクトリーリセットをする必要もなくなりました。本体が勝手にします。

・このファームウェアをインストールする時はノーマルの状態でなければいけません。以前リリースしたカスタムファームウェアを使ってる人は便利なツールがあるよ
・日本版のウォークマン場合一旦アメリカ版になるが、それは日本版だと言語が選択出来ないから、そのための措置。最終的には日本版の設定に変更される。もし変えたい場合はdestination toolを使ってね。

ホームペーシより意訳

とまあ今まで日本で普通に使ってた人には関係ない話なので読み飛ばしちゃってください。
ちなみにEU諸国版だとボリュームの警告が出てOKしないと上がらないそうですよ。その他細々と地域に合わせた設定があるそうです。

それではインストール方法を紹介しますよ。

※インストールすると内部ストレージのデータが消えます。本体に入っている曲やプレイリストはバックアップしてから導入してください。

※海外の方がインストール手順をYoutubeで紹介していました。これをみる方がわかりやすいかもしれません。

1.Mr.Walkmanのホームページ下部からdmp-a40.zipをダウンロードして解凍

2.解凍したフォルダを開いてdmp-a40.exeを起動。WalkmanはUSB接続をオンにして、あとは指示通りにインストール。ウォークマンが再起動してアップデートモードに切り替わります。その間ケーブルを抜いたり、PCをシャットダウンしないことを強く勧めます。最悪の場合文鎮化する可能性があります。

3.インストールが終わるとウォークマンは勝手に再起動するので、再起動が終わったら、言語を選択して、セットアップを終わらせましょう。デフォルトでは、英語が選択されているので注意。

4.セットアップが終わったら、またDMP-A40_Ext_Tuning.exeを起動して、ウォークマンをPCに接続しインストール。ウォークマンがまた再起動するので起動できたらカスタムファームウェアの導入は終了。あとは曲を選択して楽しむだけ!

あと、設定ー出力設定ーDSD設定で「DSDのネイティブ再生する」のチェックは外しておきましょう。A40ではハードがそれに対応していないためです。

同じ理由から、Direct Soundモードではdffやdsf、mqaなどのファイルを再生出来ません。これらを聞きたい時はDirect Soundをオフにして聞きましょう。仮にDirect SoundモードをオンにしてDSD等の楽曲を再生しても音が出ないだけでクラッシュとかはしません。

ウォークマンを元に戻したい場合は、同じようにStockRevert_(DMP_A40)を当ててからStockRevert_Ext_Tuningをインストールするとノーマルの状態に戻ります。

音質の向上も確認

NW-A45とMDR-1Rの組み合わせで視聴

素人耳でも音質が変わったことに気づくくらい変わります。音の解像度が若干改善。従来の濃い味付けの音から上位モデルに近い品のある感じに変化したように感じます。

というのも作者のホームページではDMP-Z1の音作りを目指して作ったそう。コメント欄では作者がNW-WM1Zのサウンドになるという風にコメントしているので、WM1Z向けにチューニングされたプロファイルを持ってきたという推測も出来ます。とはいえ基本的にはZX300のファームウェアがベースなので、案外そっちの方に似た音なのかも知れません。その真偽はさておき、個人的にはノーマルより聞き疲れしなくなって、さらに曲に没頭出来るようになりました。

また、レスポンスの向上は地味ながら、効果は抜群です!
ノーマルの時はアルバムを探すだけでももっさりしていてフラストレーションがたまっていたので、とても良いですよ。バッテリーのことを差し引いても、元に戻したいとは全く思いません。多分ですが、ノーマルのファームウェアはバッテリー消費を抑えるためにクロックダウン(処理性能を押さえる手法)されていたのではないかと。

使ってみた感じバグ等もなく上記の通りノーマルより快適ですので、削除される機能を頻繁に使う方、長期補償に入っている方以外には、基本的に誰にでもお勧め出来るカスタムファームウェアだと思います。特にA40独特の味付けに嫌気が差してきた人には導入を強くおすすめしたいです。制限の外れた本来のA40を是非味わってみてください。

もし気に入ったら、寄付して彼にビールをおごってあげる(翻訳)と良いのかも知れませんね(*^o^*)
少なくとも私には金を払っても良いと思わせるほどの素晴らしいMODだと感じました。

参考サイト

もともと、海外の音響機器コミュニティで公開されていたMODなので、英語ですがここでもレビュー等の書き込みをみることができます。導入する時に参考になるかもしれません。